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Artist: RYUKYUDISKO
Title: INSULARHYTHM
Label: KI/OON
Genre: techno,rock,house
Released: 29-8-2007
「拝啓RKD1、RKD2さま。
9月に入っても暑い日が続き、『東京砂漠』という言葉がこうも当てはまる今日この頃、お二人はいかがお過ごしでしょうか?きっと沖縄生まれのお二人でも、亜熱帯となった東京の気候には辟易していらっしゃると思われます。
さて、○月○○日、あなた様方の新譜、喜び勇んで聞かせていただきました。どの曲も有名なバンドの人や歌手やそういった方々をフューチャーなさって、曲によってニュアンスが違い、『このCDに入っている曲は本当に全部同じアーティストの曲なのでしょうか』とも思わせるほどの変わり身。お見事でした。
思えば○○年○月○○日、あなた方は2枚目のフルアルバムである『PEEKAN』が発売され、デビューアルバムの『RYUKYU O-Tech』であなた方の音をお知りになった、世のTECHNOファンにその名を心に刻み付けるほどの衝撃を与えなさいましたね。当時は現日本TECHNO界のドンである石野卓球氏や、ドイツ―日本間を忙しく飛び回る通称テクノ外交官のTOBY氏などとご一緒に曲をお作りになったりもしていましたが、自分たちのスタンスを崩さず琉球音楽のニュアンスを加えた新しいダンスミュージックを提案し、見事成功なさっていたことが懐かしく思えます。
恐らく、この一年間の間でちょっとした心構えの変化があったことと存じます。毎年9月始めに行われているWIREを始め、様々な音楽フェスに精力的に出演なさっているあなた様方にはおそらく誘惑も多いでしょう。先日新宿LOFTで行われたあなた様方が出演なさったライブを拝見させていただいた際にも、RYUKYU DISCO様の出番になると女子たちが黄色い悲鳴をあげながら前に向かって突進し、飛び跳ね、回り、まるでアイドルコンサートのような有様でございましたね。今回のCDが発売されたことによって、更にそのようなファン層が増え、ライブも一際ジャニーズ化していくのでございましょう。
せめて来年のWIREにはご出演なさらないことを期待しつつ、テクノミュージックというものを見つめなおしながら、是非昔のあなた様方を思い出していただけると幸いです。remix by RYUKYU DISCOがRYUKYU DISCO feat. ORANGE RANGEになるまではあきらめずに行く末を見届けさせていただきますね