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年に一度の更新のはずだったのですが、月に一回備忘録として書いていこうと思います。
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Artist: The Chemical Brothers
Title: We Are The Night
Label: Virgin
Genre: Techno,Dance
Released: 17-7-2007


 僕らのケミカルが帰ってきた!我らがケミカルブラザーズが本気を出して戻ってきた!

かの悪名高い“Push the button”を聞いて絶望感と悲しみと一つの時代の終わりを感じたのは英国の皆さんだけではない。私たちイエローモンキーズだって、アメリカンだって、どこぞの段ボールを色々な食物に混ぜている方々だって、ミミズだってオケラだっておんなじことを考えていたのだ。「あんなCDケミカルじゃなくても出せる」だの「ベスト版を出してケミカルは自らの音楽性を間違った方向にチェンジした」だの、聞く前から期待していなかった”Push the Button”、聞いてみるとそんな悪いわけでもなくよいわけでもなく、なんというか全く特徴がなく特長がない普通のリスニングCDとなっていて、あぁやっぱり彼らは変わってしまったんだと思ってしまってから数ヶ月。

だが今年の夏、新作をヒョイと出して、フジロック最終日のトリをいとも簡単にやってのけたかれらは違う。いや、まず聞いてみてほしいって書きたいけど、これコラムなのよねStar GuitarHey Girl,Hey Boyみたいに派手な曲じゃあないんだけど、これらの曲に負けないほどの。何より今までのケミカルにありがちだった激しいコード進行や泣きメロディトランス、大衆向けダンスミュージックとは違う、完璧なるまでのクールな進行。こんな人の心に直接スタンガンを当てるようなトランス、ケミカルブラザーズじゃなきゃ作れない!

彼らは戻ってきたわけではないのかもしれない。前のケミカルブラザーズとは違う、安っぽい言葉になってしまうが、もっともっと音楽の深い部分で進化を遂げて、新しく出発しているように聞こえてくる。Fujirock festivalの彼らは、それを体現していた。“Push the Button”は前フリだったんだと考えると更に納得がいくけど、これ以上悪口を言うのはやめておきます。だってやっぱりケミカル大好きだもん。
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