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素直クールと
ロリ巨乳
電波娘に
ヤオイフラグ」(字足らず)
そんな歌が詠みたくなるほど萌え属性を前面に出すことを徹底し、更にこのご時世にお流行のセカイ系を付け足して。そしてもう一つ、いとうのいじの絵というデザート(人によってはメインディッシュなのであるが)をおまけしてみれば正にステレオタイプな売れ筋ライトノベルの出来上がりというわけで。
普通ライトノベルの世界では、なんだかんだ言われつつもヒロイン(ヒーロー)が一番人気となる傾向があるのだ。Gosickのヴィクトリカにしろ灼眼のシャナのシャナにしろゼロの使い魔のルイズにしろ、他のキャラに人気が移行することもあるが、結局のところはヒロインに人気は帰結する。ちなみにここに例を挙げた全てのキャラが貧乳でツンデレであるということは筆者の趣味とは全く関係はない。本当にない。
さて、それを踏まえて涼宮ハルヒシリーズの人気分布を見てみたいと思う。ネットの人気投票などでは素直クール、文字通り素直でクールな長門有希が一番多いのではないか、と思われたりもするが、同人誌で描かれることが多いのはその肉体から想像も容易いロリ巨乳の朝比奈みくるである。9割のツンと1割のデレで構成されるヒロインの涼宮ハルヒはどこでも安定した人気を保っている。脇役のはずの電波娘、鶴屋さんすらその人気投票の上位に食い込んでくる。偏りは多少あるものの大体のキャラクターに大勢のファンがついているのだ。なぜそんなことが起こりうるのか。
極端なのである。言い換えてみれば、中途半端なキャラがいない。こういうキャラ付けをしたら徹底的にやる。混じりっ気がないのだ。その判りやすさが小説離れ激しい日本の子供達または青年達もしくは大きなお友達に愛され続けている第一の要因であるように思われる。まぁそんなことどうでもいいが。売れるものは売れるのだ。